特化型生成AIでキャッチコピーを書く
特化型生成AI(chatGPTs)でキャッチコピーを書く
〜 無課金でどこまで行ける??
chatGPTはさまざまな機能が追加され、課金すべきか迷うところです。
ワタシ的には、chatGPTとFeloのどちらか、または両方に課金したいところです。
現在はソフトバンクさんのおかげでPerplexityは課金プランを無料で使えています。
しかし、それほど課金のメリットを実感できないことが、課金を迷っている要因でもあります。
さて本記事では、chatGPTの機能特化型のカスタムチャットであるchatGPTsを使って実際にキャッチコピーを書き、通常版との違いを見ていきたいと思います。
chatGPTsの使い方
まずはchatGPTsを探しましょう。
chatGPTsは、chatGPTのサイト内にある「GPTを探す」から検索することができます。
例えば、ネーミングに特化したchatGPTsを探したいなら「ネーミング」で検索、キャッチコピーを書きたいなら「キャッチコピー」で検索すると、誰かがつくってくれているchatGPTsが結果に表示されます。
それぞれに数値が出ていますが、これはレビューの数のようです。最初は、この数が多いものを選んで使ってみましょう。
chatGPTs活用の実例
今回はキャッチコピーを書いてもらおうと思います。
選んだchatGPTsは「キャッチコピークリエイター」さんです。ありがとうございます。
このchatGPTsをひらき、プロンプトを記入します。プロンプトは下記です。
弓削の新刊の帯や店頭POPに入るキャッチコピーを書いてもらいます。
プロンプト
書店に設置するPOPに使う新刊書籍のキャッチコピー案を考えてください。
書籍のテーマは行動経済学です。
とくに本書は、モノやサービスを売るときに活用できる行動経済学をまとめたもので、売り方や、価格決定法、広告の表現法、そしてブランディングにも言及してます。
書籍を買いたくなるキャッチコピー案を10本、考えてください。文字数は20文字以内で短く書いてください。
最初はchatGPTsの生成結果です。
- 「人は、こうして買わされる。」
- 「売れる仕組み、教えます。」
- 「値段の魔法、知っていますか?」
- 「行動経済学で売上アップ!」
- 「心理を突けば、モノは売れる。」
- 「選ばれる商品には理由がある。」
- 「お客様の“欲しい”を操れ!」
- 「価格の決め方で勝負が決まる!」
- 「売れる言葉、売れない言葉。」
- 「ブランドは“心”で作られる。」
どれも書店で目を引くよう、シンプルかつインパクトを重視しました。ご希望に合わせて調整も可能です!
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いかがでしょうか?
ワタシ的にはなかなかうまいなぁと思いました。
「あるある」なキャッチコピーも含まれますが、世の中の人に一瞬で理解されるのは「あるある」な文だということも事実ですよね。
「人は、こうして買わされる。」や「お客様の“欲しい”を操れ!」、そして「…心で作られる。」などは思わずメモをとりました。
では、次は素のchatGPTです。どんなアウトプットがなされるでしょうか。
プロンプトは同じ文章を適用しています。
- 売れる理由はここにある!
- 行動経済学が武器になる!
- 人は「つい買う」もの。
- 価格と心理の最強法則。
- 売れる仕組み、完全解説!
- 選ばれる商品にはワケがある。
- 買わせる技術、教えます!
- 心を動かす値段と広告。
- 売上アップの科学的法則!
- 行動経済学で売上革命!
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じっくり見てみてください。あなたの評価はどんな感じでしょうか。
ワタシ的には、chatGPTsに比べるとレベルが下がり、「そのまま使える度」が下がったと思いました。
上手に編集していこう
ただし、一例での評価ですので絶対ではありませんし、コピーライティングの対象やプロンプトの内容によっても結果は変わるでしょう。
それでも、「専門的な作業領域ではchatGPTsを活用することが選択肢に入ってくる」という感触です。
あなたも、時間のあるときに自身の分野で活用できるchatGPTsを探しておき、作業内容に応じて活用し分けるとよいのではないでしょうか。
以前、「生成AIにキャッチコピーを書いてもらう手順」の投稿でも触れたように、「もっとこういうふうに書いて」などの修正指示を出し、よりよいキャッチコピーに編集していくことも試してみてください。
ちなみに、弓削徹の次刊は本年(2025年)4月半ばにあさ出版さんから刊行される「モノがみるみる売れていく! 武器としての行動経済学(仮)」です。
モノやサービスを売るための企画や販促、ウェブやフライヤーを考える人の役に立つ内容となっています。また、情報が固まりしだい、こちらでもお伝えしますのでよろしくお願いします。
▶︎▶︎生成AIの全般な活用法について書いた記事はこちらから。
製造業マーケティングコンサルタント、弓削 徹(ゆげ とおる)でした。
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