新刊・鋭意編集中!
来年発刊の新刊についてご報告いたします。
今年の5月に刊行しました「マーケティング実践講座」は、おかげさまで発売1ヵ月で3刷となり、読者様からの評価も高く、ありがたい限りです。
そして次の書籍ですが、すでに半年前に脱稿、ただいま出版社様にて編集作業をしていただいている最中です。
そのため、来年3月頃に刊行できるとは思いますが、まだ確定ではありません。
どんな内容の本か
今度の書籍はデザインの本です。
といっても、これまでにも多くあったデザインの本ではありません。従来のデザイン本とは、レイアウトバランスや色指定、書体選び、デザイン処理のアイデア集のようなものでした。
新刊は、キービジュアルを何にするべきかをマニュアル化した本です。
キービジュアルとは、キャッチコピーの相棒のこと。広告やフライヤー、LPには、文字要素のキャッチコピーがあり、絵柄としてのキービジュアルがあります。
かつて「一語一絵」と表現したコピーライターがいましたが、まさにそのペアについてです。
キャッチコピーを真剣に考えることはあっても、キービジュアルのアイデアを真剣に捻り出すという経験はあまりなかったのではないでしょうか。
キービジュアルはどうなっていますか
多くの場合は、商品写真であったり、パッケージそのもの、あるいは笑顔の女性モデルのフリー素材など、ではないでしょうか。
しかし、キャッチコピーよりも多くの面積を使っているのは事実。スペースは使っているのに、役に立たないのではコスパがわるい。
面積を使うのなら、そのビジュアルによって「課題解決」がなされるべきです。
課題解決とは、商品のウリが伝わるビジュアル、ユーザーを特定できるビジュアル、効果がわかるビジュアル、フクザツなシステムの仕組みが理解してもらえるビジュアルなど。
商品を選んでもらう助けとなる表現をするということです。
そうした役割を果たしてもらえれば、キャッチコピーとの相乗効果で広告表現のコスパは最大化するでしょう。
では、誰がこれを考えるのか。
デザイナーでしょうか? いいえ、デザイナーの仕事は「デザインをすること」です。デザインとは、先に書いたようにレイアウトバランスや色指定、書体選び、デザイン処理のアイデアを出すことです。
そのほかにも、印刷入稿データをつくったり、ソフトを使って画像データを修正したり、いろいろやらなければならないことが多くあります。キービジュアルを発想するのは得意ではありません。
もちろん、キービジュアルを発想できるデザイナーもいます。
これまで私は数百人のグラフィックデザイナーと仕事をしてきましたが、そのうちキービジュアル発想ができる人は2人くらいでした。
皆さまの反応
それゆえ、発注側である会社の中の人が考え出さなければならないのです。しかし、ヤミクモにアイデアを出せといわれても出てこないでしょう。
そこで、キービジュアル発想をマニュアル化したのが、今度の新刊なのです。
こうした書籍の内容をセミナーやパーティ会場や話すと、これまでになく「ぜひ読みたい」、「すぐに欲しい」と言ってくれるビジネスパーソンの人が多数。
書店で置かれる場所もいままでとは違うとも思うのですが、うまくハマれば多くの人が手に取ってくれるのではないかと期待しているところです。
発刊日が決まりましたら、またご報告させていただきます。
製造業マーケティングコンサルタント、弓削 徹(ゆげ とおる)でした。
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