自社製品を開発した後どうする?
自社製品を開発したあとは、どうしたらよいか?
今年度も、企業様の新商品の販路開拓についてのご相談をお受けしました。
・下請けを脱却し、自主製品やブランドを持つことで価格決定権を持ちたい
・現下のような経済状況になっても耐えられる新たな柱を打ち立てたい
など、その意図はさまざまです。
「町工場の起死回生のヒット商品」のような切り口はお茶の間ウケしますので、テレビのバラエティ番組でもよく成功事例が取り上げられます。
しかし、その成功確率は非常に低く、ヒットしても収益貢献はいまひとつであったり、すぐに飽きられて売れなくなったり、ということにもなりかねません。
最初の自社開発商品が売れる、などということは宝くじ並みとはいいませんが、馬券並みに確率の低い事態でしょう。
実際、今年にご相談いただいた新商品の中で「早く発売したほうがいい」と思えるものは1点、「売れるのではないか」は2点のみでした(全体数は例年より少なく20点ほど)。
商品開発のポイント
さて、商品開発に際してのご相談では次のような項目についてお話ししたり、確認したりしています。
●商品価値(ウリ)は? (お客様が買う理由は何か? ターゲットは何に困っている人?)
●効果のエビデンスは?
●プロダクトデザインは?
●ネーミングは?
●キャッチコピーは?
●宣伝/販路について
〜インターネット(自社ECサイト?)、クラウドファンディング、展示会、プレスリリースなど
……そして、リアルな流通チェーンの本部攻略法についてもお話しします。
たとえば、東急ハンズやロフト、ホームセンター、百貨店などですね。
私も直接バイヤーさんと話す機会があるのですが、基本的に彼らはよい新商品を探しています。
しかし、時間のムダは嫌いますので、その意味では敷居が高い。
ところが、たまに公共団体によって商談会やマッチング会が開催されることがあります。
そういうときは狙い目です。バイヤーさんが必ずプレゼンを見てくれるのですから。
ということで今回、東京商工会議所さん主催でその機会があります。
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参加費は有料です。
これまでも、たいがい有料でした。
10ヵ月ほど前の東京都中小企業振興公社さんの東急ハンズ商談会も有料でした。
参加するほうにも覚悟を求めているのですね。
製造業のマーケティングコンサルタント、弓削 徹(ゆげ とおる)でした。
独り言→いままたGO TO中止などの状況になっていますが、一時の感染者数減少を受けてセミナー登壇のご依頼やご相談がぶわっと増え、ちょっと忙しかったです。
そのため、メルマガもコラム更新もなかなかできませんでした、すいません。
私自身は、いたって元気です、ありがとうございます。
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