海外の展示会に出展したい!
最近、展示会活用セミナーのときに「海外の出展をしたいのですが、どうしたらよいでしょうか」というご質問を受けることが増えました。
「海外」と一口に言っても、どこからはじめたらよいか。
ドイツやイタリアなど、欧州の展示会はだいたいオススメできます。
知財侵害のトラブルが起きたり、取引価格が見合わないというケースが少なく、そこそこの英語でなんとかなるためです。
日本の技術や製品は、世界において想像以上に評価されています。
トルコやインド、タイ、イラン、ウズベキスタンなどでは、ほとんど手放しで最大限の評価を得ています。
そもそも多様性ある世界においては、「日本人と取引したいんだ」というニーズさえあります。
一方、アジアの展示会では場所と国によっては注意が必要です。
シンガポールや台湾、マレーシア、タイ、ベトナムなどは親日であり、遵法精神があるので問題は起きづらいといえます。
大陸中国は、国家体制の問題、米中貿易戦争の不透明さ、知財尊重精神の希薄さなどからオススメできません。
カタログを渡しただけなのに上手にパクられたり、売掛金が1年以上回収できないなどは日常の風景です。
韓国も、反日同調圧力や日本からの経済制裁の行方、約束を重視しない国民性などからオススメではありません。
念のため言っておきますが、両国とも国民一人ひとりは非常に親日です。彼らは日本人も、日本製品も大好きです。
ただ、中国では反日教育や反日ドラマ放映が徹底しているため、情報弱者のなかには本当に日本を嫌いな人もいます。
韓国では、親しい友人間の会話でさえ「日本が好き」と言えない雰囲気が横溢していますので、タテマエ反日と言えるかもしれません。
また、日韓間を引き裂こうと画策する活動家も多数投入されているため、彼我に齟齬のタネが尽きないわけです。
香港も、残念ですが今後の大陸からの影響を考慮すると微妙。
同じ民主国家として、同情を禁じ得ません。
今後、香港から投資を引き上げる企業、シンガポールへ移転する企業、海外へ逃避する富裕層、米国による特別待遇の停止などが相次ぎ、さびれていくでしょう。
こうした海外の展示会情報を得るにはどうしたらよいか。
海外進出を支援する機関としてはジェトロさんがあります。
出展するべき海外展示会の情報を得るなら、まずはジェトロのページを見てみましょう。
JETRO 世界の見本市・展示会情報
https://www.jetro.go.jp/j-messe/
また、中小機構さんも情報を提供してくれています。
中小機構 主要展示会カレンダー
http://j-net21.smrj.go.jp/watch/eventcalender/
補助金の検索はこちら
http://j-net21.smrj.go.jp/snavi/support
海外展示会出展のノウハウについては、
拙著「顧客は展示会で見つけなさい」で176ページから書かれています。
おかげさまで重版出来!!
アマゾンページはこちら↓
顧客は展示会で見つけなさい
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製造業のマーケティングコンサルタント、弓削 徹(ゆげ とおる)でした。
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