ものづくり企業の社名をどうするか

ものづくり企業の社名をどうするか

製造業の会社はどんな社名をつけるべきでしょうか。

近年、起業されているベンチャーのほとんどは「ものをつくらない系」なので私が考える対象外ですが、これに対して「ものをつくる系」は数十年以上の歴史をもつ会社が多く、社名変更をオススメしたくなるお名前のところも少なくありません。

では、どんな会社名が心配になるのか。
順を追って、見ていきましょう。

 

▲同名が多く紛らわしい
(例示の社名は実在する会社のものではありません。以下同)

共栄株式会社、協和(共和)、三和、東洋(東邦)、朝日(旭)、佐藤製作所、加藤工業

 

▲有名企業と似ていてカン違いされる、類似商法と思われる

株式会社サンテクノ(中国/サンテック)、理研、メイデック(メイテック)

 

▲アルファベットの略称などで覚えてもらえない、検索しづらい、読みづらい

株式会社KSW、BKM、ユー・ケー・ディー、ケイアンドエム、XrossVote、PAC21

 

▲業種をあらわしていない

アクセプト株式会社、アーク株式会社、スリーランド、ライコウ、エクセルジャパン

●改善案→固有名詞に社業を加える(有名になったら取ればいい)
近藤プレス、佐々木鋳造、石田光学、盛田ダイキャスト

 

▲新興国の企業と思われる

泰興興業株式会社、辛成工業、ムビワナ、

 

▲読めない、発音しづらい、長い。覚えてもらえない、検索してもらえない

株式会社實埜李、山縣鍍金、精螺、○○機業、セキュア・マテリアル・ネットワークス

 

▲社業と無縁な意味性、理念。社業が伝わらない

八紘産業株式会社、ワールドメイト株式会社、

●改善案→創業者の苗字のカタカナ化
マツモト工芸株式会社

 

 

では、どのように考えていったらよいのか。

次回へ続きます。

 

 

ものづくり企業のマーケティングコンサルタント、弓削徹でした。

本コラムは、ものづくりの現場での気づきや日々の雑感、製造業のマーケティングや販路開拓に関するノウハウなどをお伝えするものです。 お気づきのことやご質問、ご要望などがありましたら、お気軽にメッセージをお寄せください。

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